私は医療情報管理課に所属しています。主な業務としてコーディングと製本を行っています。コーディングはカルテ等を確認してWHOの定めるルールに従い、疾病や手術・処置等をコード化する作業です。製本は退院された患者様の必要な書類をスキャンし、1入院1カルテとし1冊にまとめる作業です。また、データ提出やカルテの貸出等も行っています。
主な業務であるコーディングはデータ提供や統計作成を行う際にとても重要になります。診療録等を細かくチェックし、質の高いコーディングを目指して日々業務に取り組んでいます。病院全体の診療録等の精度の向上に貢献でき、とてもやりがいのある仕事です。
実際の現場では専門用語も多く、カルテ等を読み取るのが大変でした。またコーディングの際は診療科ごとに細かいルールがあり、データに偏りが出ないよう、共通の認識を持つことが重要なので覚えることも多く大変でした。
学校で学んだ解剖学や医療略語はカルテを見ていく際にとても役に立っています。臓器の名称や働きを授業で詳しく学んでいたので、就職してから病名等理解しやすく感じました。
私は現在、がん登録初級の試験に向けて勉強に励んでいます。がん登録とはがんの診断・治療・経過等の情報を集め保管、整理分析する仕組みです。また診療情報管理士の知識を活かすことができる業務の一つでもあります。今後は経験と知識を増やしていき、スキルアップをしていく人になりたいです。