年が明けて、4年生は2月24日(日)に行われる理学療法士国家試験に向けてより一層気合を入れて受験勉強に励んでいます。
さて、理学療法士の国家試験って一体どんな問題が出るのでしょうか?比較的簡単な過去問を2つほど見てみましょう。
問1 成人で体液の体重に対するおおよその割合はどれか。(第30回)
1. 60% 2. 50% 3. 40% 4. 30% 5. 20%
問2 体温上昇を引き起こすのはどれか。2つ選べ。(第31回)
1. 皮膚血流増加 2. ふるえ 3. 食物摂取 4. 発汗 5. 浅速呼吸
みなさん答えの見当はつきますか?
問1について:
重さでみると人間の体重の半分以上は液体(水)が占めています。
およその内訳をみると細胞の中に40%、血液として5%、血管と細胞の間に15%となっています。
人間の体は予想外に水分であふれています。
問2について:
寒い時に身体がふるえるのは、体温を保つためです。
また、食事をすると消化器官の動きが活発になり、代謝も活発になるため体温が上昇します。
その他3つの選択肢はいずれも体温を下げる方向に働きます。
なお、「浅速呼吸」とは浅く速い呼吸のことです。反対に、深くゆっくりした呼吸は「深呼吸」
ですね。
ということで正解は、問1は1、問2は2と3です。
理学療法学科 学科長代理 木村 玄宏