8/29、30の2日間、本校の技工実習室にて歯科技工学科1,2年生の希望者を対象に、
大阪セラミックトレーニングセンター インストラクターの中村心先生をお招きして、「彫刻道場」を開催しました。
専門誌への寄稿や、講演会・セミナー等でも活躍されている、中村先生の指導を受けられるということで、夏休み中ですが、たくさんの学生が参加しました。
1日目は、技工用ワックスを使って臼歯の形を作り上げる「ワックスアップ」
に取り組みました。
バーナーで溶かしたワックスを様々な形のヘラを使って
盛り上げていき、目的の形へと近づけていきます。
中村先生の高度な技術を直接教えてもらっています。
2日目は、先生の作品を見本として、石膏の棒から臼歯の形を削り出す
「カービング」に取り組みました。
見本と見比べながら、少しずつ掘り進めています。コンマ数ミリの精度が
求められるので、真剣そのものです。
正岡学科長によると、講習会前後を比べてみると、1年生の作品が明らかに改善・進歩したとのことで、技術面で目に見えた効果が表れているようです。また他にも、中村先生の技工士としての生き方や学生時代に積み重ねてきたことなど、今後の参考・手本となるような話もたくさん聞かせていただき、学生さんたちにとって大変有意義な2日間となりました。
中村先生、本当にありがとうございました!
なお、この「彫刻道場」の概要や実施までの経緯、そして、中村先生の詳しいプロフィール等は、正岡学科長が手掛ける歯科技工学科のブログ「愛媛技工学校だより」に紹介されています。ぜひご覧ください!http://kawahara-gikou.com/page1