先日、看護学科では、
災害看護の授業(講義)に松山赤十字病院から専門の看護師2人を講師に招いて、
トリアージの展開と救護活動の演習を行いました。
前編では、
START法とPAT法のトリアージ練習と
三角布を使用した包帯法、
毛布や担架を使用した搬送の仕方を学びました。
トリアージって?
災害時の現場で、限られた医療資源のなか、より多くの命を救うために、
最も効率的な治療・搬送の優先順位を決定することです。
トリアージタッグ
トリアージ START法では、2人ペアで
自力で歩行・呼吸をしているか、呼吸の回数、
橈骨動脈の触知(脈拍)、簡単な指示が通るかを30秒以内に確認し、
優先順位をつけて治療・搬送順位を分けていきます。
トリアージタッグに記入するのは1人2分以内です。
講師の方にチェックを受けます。みんな真剣なまなざし
次に、災害発生時の応急処置や三角布を使用した包帯法等を学びました。
(以前、災害看護の授業で練習しているので、みんな手早く処置をしていきます)
腕のつるす高さは傷病者さんに伺いながら行います。
結び目は当たると痛いので、首の真後ろにならないように…
正しく巻くことができると、腕の痛みが軽減されるので、細かいポイントをしっかり覚えましょう!
さまざまな長さの【副子(ふくし)】(添え木)があったので、どの長さが適切かみんなで考えます。
副子と腕の間に隙間があるので、体に合わせてタオルで挟んで平行になるようにします。
今回は親指を挟んで、三角布を八折りにしたものをクロスさせながら、
外側に結び目がくるよう巻いていきました。
骨折したところが動かないように肘側も固定します。上腕を固定すれば、動きません!
同じ強さになるよう同じ人が結ぶようにします。
足の固定は、八折り三角布を4本使用しました。
輪っかを内側に、結び目を外側して並べます。骨折の上下から結んでいきます。
結ぶ順番も間違えないよう…
それでは、みんなも実践! 講師の先生のようにうまくいかないです…ね
搬送の仕方も学びました!
リーダーが掛け声をかけつつ、足並みをそろえて振動を少なくして移動します。
【担架を持つリーダー(一番後ろの人)だけ、足の踏み出す左右をみんなと逆にして、
バランスをとるのがポイント!】
なんと、毛布を使っての搬送もできます!
端をくるくると巻いて、芯を作り持ち手を作ります。
担架のような形になりました。
でも、持ち上げるのはとても大変 落とさないようにしっかり搬送しましょう!
今回のブログはここまで!
後編(←ココをタップ)は、これらの知識を活かして、怪我をしている人(要救助者)と救護をする人に分かれての総合演習です。
お楽しみに!